身長は158cm、体重は38kg。
体形は想像いただけたでしょうか。
そうです。
ガリガリな整備士でした。
特別痩せやすい体質でもないんですけど、普通に仕事してたら痩せてったんですよね。
それでも私、女性整備士の中では1番の大食いでした。
ある日のお客様
60代ぐらいのおっちゃん。
私を通り過ぎて、大学生の男の子のアルバイトに声をかけにいく。
「いらっしゃませ、どうされました?」と初めに声をかけたのは私だ。
そんなことは日常茶飯事。
アルバイト君が私にかけよてくる。
「パンク修理だそうです。タイヤが裂けているのでタイヤチューブ交換をオススメしました」
頭のいいアルバイト君なんです。
聞いた事を全部私に伝えてくれる。
ただ、修理をするのは私なのです。
私が自転車に手をかけるとおっちゃんが言いました。
「え、姉ちゃん大丈夫なんか?」
こんなにしっかり心配される事、
そんなことは日常茶飯事なんですよ。
整備士の資格を取った後は
「あ、一応、整備士整備士なんです~♪心配ですよね(笑)頑張って修理しますね~♪」
と、明るく、ふざけた調子で交わせるようになったんですけど、
資格を取るまでは修理も整備も自信がなく、お客さんに嫌な顔されるたびに凹んでたんです。
お客さんは悪気がない。
気にしない事にしていました。
だって、お客さんは悪気ないし。
例えば
オフィスでお茶出ししてくれるのはイカツイ男性より女性の方が、何となくいいやん。
だから、自転車屋さんで違和感があるのは私の方。
いや、、でも、やっぱり、、
お客さんに嫌な顔されるのは気にはなるな。
けど、ある日
こんな事があったんです。
同じ店舗のスタッフで同期の男の子が
このおっちゃんと同じようなケースで
私がパンク修理に入る事を心配しているお客さんの顔色を察して
「彼女、僕よりパンク修理早いんです。スグ終わるので、ちょっと待ってくださいねー」
と、さらっと言ってくれたんです。
そしたらお客さんも「お、そうなんかー凄いなー」って。
いや、あの…
非常に言いにくいのですが、パンク修理、同期の方が早いんです。
修理の技術は同じくらいなんですけど、同期の方が数多く修理に入っているから、もちろん早い。
それはそれで違う意味で「早くしなきゃ!」と
私はプレッシャーを感じたんですけど、声がけをしてくれた事が、凄く有り難かったです。
接客の時に無視されるのは別問題
修理や整備じゃなくて、接客につく時に無視されるのは、ここで取り上げている「女性だから無視される」とは関係ありません。
声かけて欲しいのは 今じゃないんよなー
後で声かけて欲しい時に来てって意味かもしれません。
これは、また詳しく接客の技術として記事を書こうと思っています。
男女問わず、接客でしっかり無視される時は、本当に話しかけて欲しくない人と、今じゃない、後で来て。の合図の人と居ます。
この場合は、タイミング良く、また話しかけるしかありません。
フォローは上司の役割
さっきの、同期くんみたいに、
「この子、
僕なんかより修理上手なんですよー
ちょっとだけ、お時間くださいねー」
って、一言お客さんへ伝えるだけで
お客さんへのお店全体の印象もよくなり、修理に入ってるスタッフも、任せて貰えている事で自信に繋がります。
自転車安全整備士を取得するまでの女性社員は、基本的にコンプレックスしかありません。
どうしてもお店をうまく回す事が優先になるので、修理も整備も男の子が先に教えて貰えて「私も同じ仕事してるのに何で教えてもらえないんだ」って思っていたなー。
お店をうまく回す為には
必然とこうゆう風になる事は、仕方ない事も分かっています。
だから、やる気のない何となく仕事している男性社員より、数十倍も努力しています。
指導者の皆さま、
女性社員の良い所を認めて、是非、フォローしてあげてくださいね。