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空気入れの30秒で出来る事
空気を入れに来ていただいたお客様にはチェックしてみてください。
1.タイヤのすり減りチェック
タイヤが極端に薄くなっている自転車は要注意です!
空気入れた瞬間破裂する事もあります。
入れ終えた時に「ちょっとココすり減りがヒドイので、少な目に入れてます」と、一言、伝えるようにしていました。
「はいはい~」と流れるように去って行く方は、それでいいんです。
時間のない人には、これ以上説明してもウザがられてしまいます。
「え?」って顔でお客さんが反応した時は、
「タイヤが薄い状態なので、中のチューブにモノが刺さりやすくなってます。お時間ある時にタイヤとチューブの交換をオススメします」と、更に説明を付け加えるようにしていました。
タイヤとチューブとの交換をすすめる理由は、タイヤとチューブを別々で交換すると、それぞれ工賃がかかってしまいます。
そして、大概の方は、タイヤだけ、チューブだけで交換する方はマレなので、中のチューブも今まで交換されていない事が多いのです。
なので、お客さんはタイヤとチューブを一気に変えた方が得です。
いざ、交換が必要な時は、この説明をして、一気に変えるようにオススメしていました。
2.タイヤの横割れチェック
タイヤの横割れは空気圧が少ない状態で走る事により横が割れてきます。
それによって、中のチューブもこすれ、横側にパンクしている時は、タイヤとチューブを交換しないと、またパンクします。
ガラスが刺さってパンクしたのに、ガラスが刺さったまんまパンク修理だけをしてもまたスグにパンクしちゃいますよね?
横割れの場合も、最低お客さんに「横割れヒドイですね~」ぐらいに伝えてあげるのがベターです。
こちらも、先ほどと同じで、
「ん?」と、お客さんから反応が有れば、
「空気圧に注意しながら乗って下さいね~もしかしたらこの割れ目からチューブが薄くなってパンクする可能性もあるので」と、説明してあげてください。
3.時間のある時は虫ゴムをチェック
虫ゴムが劣化してる場合も空気の減りが早いです。
虫ゴムが見てキレイならば付けて空気を入れるだけです。
この、ひと手間を入れ「虫ゴムまだキレイですね」と話し、
「このゴムが劣化していたら空気抜けるんで分からない時はまた来てくださいねー」と言ってる間にコンプレッサー式の空気入れだと空気が入り終わります。
こういった会話によって、丁寧な自転車屋さんだなと、お客さんからの印象が良くなります。
リムに噛んでないかビートを確認しながら空気を入れてあげてくださいね。
リムにチューブが噛んでると破裂します。
空気入れのメリット
①「元々、割れそうだった」という認識をお客さんに与えられる。
②万が一、空気入れ直後に破裂したとしても「自転車屋さんゆうてたな」ってなる。
③因果関係を先にお客さんが知っている事により、「空気入れたセイで破裂したやんけ!」(←「だから交換が必要だと言ったでしょ」と、言える)のクレーム対策になる。
④知識の提供により、いざ交換が必要になった時、「そういえば、あの自転車屋さんゆうてたな」となり、お客さんへの信用に繋がる。
空気を入れに来ていただいたお客様には是非チェックしてみてくださいね。
指導者の方へ
私はこうゆう細かい事、教えて貰えた事はありませんでした。
こんな事は、わざわざ新人に言わなくても自転車屋で働いていたら説明しなくても分かって当たり前だ!と感じた指導者の方は要注意です。
失礼だったらすみません…離職率高くないですか?
是非、指導方法から見直しをしてみてください。
指導者に丁寧に指導された事により、劇的に新人スタッフのモチベーションが変わります。