女性である事もたまには武器になる
女性にスポーツ車を販売する事が多かったです。
私以外は男性スタッフばかりだったので、声かけやすいんでしょうね。
常連さんや、常連さんのお友達を紹介してくださって、買いに来てくださる事が多いですが、女性のお客さんや、若いママさんとか、おじいちゃん、おばあちゃん、通学者を買いに来る方々は私が接客する事が多かったですね。
逆に苦手やったのが、同い年か、ちょっと年上ぐらいの若いお兄さん層です。
どう接して良いのか分からず、そして、逆に知識が有ったりして「私の接客いる!?」と思いながら「お客さんめっちゃ詳しいですね~」ってかわしてました。
コーディネート売り
ある日、スポーツ車を見に来たお姉さんに声を掛けられました。
スポーツ用の自転車って、難しいんですよね。。
パーツもたくさんあって、説明するには知識量がやっぱり必要です。
それでも、あんまり知識がなかった頃も、コーディネート売りで
「お姉さんには赤が似合います。間違いないです。」と、スポーツ車をばんばん売ってました。
売上率とか、全然分からない新人時代だったので、逆に心から出る言葉でした。
コーディネート売りにより知識が増える
カスタムを恐れず提案しました。
「もしよかったらなんですけど、タイヤ黄色にしてみませんか?」
とか、
「グリップとサドル緑に変えませんか?」
とか。
「いいですね!」と、お客さんがのってくれたら、カタログ取りに行くフリして、先輩に「あの今、○○(自転車のメーカー)みてらっしゃるお客様にカラータイヤをご提案したんですが、どれが使えるパーツですか?」って聞いてました。
こうやってタイヤを交換する時にはサイズと太さを見る事を知るし、うちがどこからカラータイヤを仕入れているかを知る。
次の接客からは先輩に聞かなくてもタイヤをすすめる事ができるようになる。
(納期についてはイチイチ仕入れ担当の先輩に確認しにいってました)
おわかりでしょうか…
そうです。
自転車パーツの事なんてよく分かってなかったけど、パーツを交換する事は可能だと知っていたんです。
そして、自転車を服を選ぶようにコーディネートして販売してたんです。
似合うと言われて嫌な人はいません
このコーディネート売り、辞めるまで使ってました。
ただ、単純に色を断定していたわけではありません。
私、趣味でカラーコーディネーターも勉強していて、その知識も交えながら、接客していました。
例えば、
「今日みたいな服装が多いのであれば、カーキや茶系のレトロな自転車がお似合いになると思います」
とか
「お肌がイエローベースの肌質なので、ブルー系の自転車より、黄色系の自転車の方が似合いますよ」
とか。
使えるので、カラーコーディネーターの勉強も結構オススメです。
コーディネート売りのポイントまとめ
「お姉さんには○○(カラー)が似合います」のコーディネート売りは、お客さんに客観的に似合う自転車の色を教えてあげるだけでなく、自分の知識量も増えていく。
ただ、女性のお客さんで「お姉さん的にはどっちが似合うと思いますか?」って言われた時は注意が必要です。
2択で迷われていて、なんとなく決まったカラーがある場合は、外すと接客が長引きます。
何気ない会話から少しずつ探るしかありません。
数をこなせば、微妙なニュアンスも、お客さんから感じとれることができます。
知識がないから…と、怖がらずに接客してみてくださいね。