今日は自転車販売店へ面接を受けに行った時のお話しを少しさせてください。
名もなき三流大学を卒業し、新卒で入社した会社へどうゆう面接を受け、合格したのか。
1次は 合同面接。
2次、3次は 幹部面接 でした。
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自転車販売店で女性が採用される確率
一時期ちょっとしたブームにもなり、自転車に乗る方が増えましたよね。
今でさえ、女性の整備士さんって少ないと思うのですが、私が整備士を取得するまでは、それはそれは長い道のりでした。
私が採用になった自転車販売店は、当時まだまだ発展途上の中小企業。
辞める頃には割りと大きな会社だったんですけど、まず、女性の社員が、とても少なかったんですよね。
同期は45名入社で、内5名が女性でした。
その数少ない女性のうち、現場(お店)で自転車を触る(整備士になっていく)のは、私含めて2人。
もう一人の、現場女子の同期は体育会系でガタイもガッチリ。
はたまた私は、正反対の細身で、周りの男性の同期を見ても、とても私が現場向きだとは感じませんでした。
大丈夫かな…と、内定式で不安になったのを今でも覚えています。
新卒の採用面接に来た人数:300人
体型もわざと痩せてるんじゃないんですけど、どっちかとゆうと痩せ型で
体力あるかないかで言うと、無い側の人間です。
就職氷河期にこんなポンコツを拾って下さって、たくさん社会人としての経験も積ませてもらえて、スタッフもいい人しか居てなかったので、採用して貰えた自転車販売店には本当に感謝してもしきれません。
私が面接を受けた時点で「今年はもう300人は面接したよ。」って人事の方が言ってました。
なぜ、こんな凄い倍率の中で採用してもらえたのか。
入ってから聞いた話しと、私なりの見解をお話ししようと思います。
【新卒】一次面接
一次面接は集団面接だったんですけど、4人で面接予定が1人来なくて3人で面接でした。
両脇に国立大のエリートさん達に囲まれての面接。
私の場合はエリートさん達の自己紹介を聞いて「この面接も終わった…」と、もはや開き直りに近かったです(笑)
私以外の
1人はボランティアしてて天体部の部長。
1人は植物の研究。
なーんか良く分からんけど、めちゃくちゃ凄そうやないかい!
そして、
こっちは三流大学の奨学生だったから4年間、勉強とバイトとバンドしかしてねーつーの!
…って考えてました(笑)
それが
逆にリラックスして話せたのかもしれません。
目を見てハキハキ喋って、何てゆうか…気持ち目尻がキュッって上がる感じ。
ニコニコ媚びうるのとはまた違う、キリッとした感じで話しました。
そんな感じで喋ったら、翌日、二次の電話連絡が来ました。
学がないから、企業の一次選考が筆記だと、だいたい落ちてたんですけど
私が居た自転車店の入社試験が面接で良かったーって思いました。
はぁー。。
ちっちゃい頃からちゃんと勉強しとくんだった…
とシミジミ感じた瞬間でした。
【新卒】2次、3次は幹部面接
正直、2次面接と、3次面接は世間話しただけなんです。
1次は世間でよくある厳しめの面接の雰囲気だったのですが、2次からはフランクな雰囲気の1対1の面接でした。
その中で、ちょっとだけ、面接官に響いたのかな。と感じる事が2点あります。
スーパーミラクル
その世間話の中で、2次面接で面接してくれた方のお家と、私のバイト先がたまたま近くて、たまたま常連さんでした。
もちろん、私も4年務めるバイト先の常連さんだったので「あ!」ってなったのですが
入って挨拶したら、その話しになって「そうだよねー!よく見かけるレジの子に似てると思ったんだよー!」って(笑)
有り難い事に私のレジの印象が良かったらしく、これはスーパーミラクルだったのですが、バイトまじめにしてて良かったー!と思いました(笑)
新卒就活エキスポ
そして、2つ目は、こちらも、たまたまっちゃーたまたまなのですが、
新卒就活エキスポ(多くの企業が一挙に集まってブースごとに社内案内をやるイベント)に、1次に通った後、行きました。
そしたら、自転車店の社内説明会と1次面接で面接官をしていた方が
ブースを出されていて居てはったので、お声がけしにいったんです。
「○○さん!覚えてはりますかー?」
「あ!覚えてる覚えてる!」
「ありがとうございます!無事、2次面接へ進む事になりましたー!」
「そうよねー!がんばってねー!」
「はい、ありがとうございます!失礼します!」
話したのはこれぐらいだったのですが、覚えていてくださってた事が嬉しくて、この出来事も2次面接で話したんです。
接客業ってこうゆう事が嬉しいんですよねー。って話しして2次面接は終わりました。
1時間ぐらい話したんですけど、2次はその面接官の方のおかげで終始リラックスして話す事ができました。
運命の3次面接
特に3次面接はガチガチに緊張して行ったのに
「書類持ってきてくれた~?」
と、書類出して、書類渡されて30分ぐらい世間話して終わりました。
2次の時点で採用は決まっていたように思います。
今思えば、3次の面接の連絡で「書類渡すから大き目のカバンと印鑑と学校に言って卒業見込みの証明書持って来てね~」って、よく考えたら変ですよね。
けど、終わってみれば。って感じです。
当時は必至だったので、全然そんな事1ミリも考えられませんでした。。
ご参考までに。
採用理由は『やってみます』
お酒の席だったのですが
「私だけ、同期の中でもちょっと毛色が違う気がするんですけど、どうして採用してくださったんですか?」
と、かつて採用してくださった面接官の方々に聞いた事があります。
”佐藤を採用した理由は、何か頼み事をしたとして
「無理です」じゃなくて、無理でも諦めずに、とりあえず「やってみます。」って言ってくれそうだったから。”
”責任感強そうなワリに、話し方がトゲトゲしくない。
リーダーになっていくタイプのやつは、もっと野心むき出しな人が多いけど、佐藤は物腰の柔らかさもあった。
だから、採用した。”
と、言ってくださってました。
なるほどなー。。
たくさんの新卒を見てきてる人の話は、ちゃんと私を見て貰えているんだなと、しっくりきました。
接客業に向いている向いていないも、もちろん重要だけど、採用基準はそれだけじゃない。
と、おっしゃっていました。
就職の際、面接で参考にしてもらえると嬉しいです
いかがだったでしょうか?
少しでも就職や、転職の参考になれば幸いです。
自転車店に限らず、貴方の個性が必要な仕事が必ずあります。
また、就活中・転職活動中で
このブログにたどり着いてくださった方は、自転車販売店も視野に入れてみはいかがでしょうか◎
運命の会社に入社できる事を祈ってます。